「コーヒーは大好きだけど、飲みすぎは健康に悪いし・・・。」
このようなイメージを持っている方も多いと思います。
でも、心配はいりません。
今はさまざまな研究で、日常的にコーヒーを飲む人は病気リスクを下げ健康にいいことも分かってきています。
今回は、コーヒーの効果効能や上手なコーヒーの付き合い方について紹介していきます。
コーヒーの効果効能
- カフェインの脂肪燃焼効果
- カフェインの利尿作用による老廃物の排出
- 食後のコーヒーは食後血糖値を下げる
「コーヒーにはどんな成分があるの?」
と言われれば真っ先に思い浮かぶのが「カフェイン」だと思います。
カフェインといえば刺激が強く身体に悪いイメージがありますが、近年の研究ではその結果が見直されています。
カフェインには色んな効能があり、ホッとひと息をつけるリラックス効果はもちろんのこと、ダイエットやアンチエイジング、消化促進などたくさんの効果があります。
ここでは、3つの効果効能を紹介します。
カフェインの脂肪燃焼効果
コーヒーは肥満解消に役立ちます。
2021年1月にスペインのグラナダ大学が発表した研究結果によると、有酸素運動の30分前にカフェイン摂取すると運動中の脂肪燃焼率が3割も増えることが分かりました。
また、コーヒーを日常的に飲んでいる人とそうでない人を比較すると、糖尿病の発症リスクが低いことも分かっています。
体にたまった過剰な脂肪(皮下脂肪、内臓脂肪、脂肪肝)が糖尿病の原因といわれていますが、カフェインは脂肪分解にも効果を発揮しています。
カフェインの利尿作用による老廃物の排出
カフェインには利尿作用があり、むくみ解消の効果があります。
むくみは、体内に溜まった余分な水分と老廃物がうまく排出されないことが原因です。
そのむくみ解消として、水をたくさん飲んで余計な水分と老廃物を排出させるという方法がありますが、コーヒーも同じでその役目を果たしてくれます。
食後のコーヒーは血糖値を下げる
コーヒーのポリフェノールで有名な「クロロゲン酸」は、食後の血糖値を下げる効果があります。
クロロゲン酸は、植物の苦味の元となる成分で強い抗酸化作用があり動脈効果の予防効果が認められています。
このように、クロロゲン酸には動脈硬化の原因になる血糖値の上昇を抑える働きがあります。
コーヒーを飲むタイミング
コーヒーはいつ飲んでも大丈夫です。
運動するときは「運動前」に、食事したときは「食後」にコーヒーを飲むのがおすすめです。
運動前に飲むと燃焼効果がアップし、食後のコーヒーは食後高血糖を抑えます。
寝る前に飲むと、夜中に尿意を催してしまう方は飲むのを控えましょう。
コーヒーを飲む量は、1日3-4杯を日常的に飲むのがベターです。
それ以上飲むと、カフェインの過剰摂取となりかねません。
カフェインを過剰摂取すると、身体が興奮、覚醒してしまい不眠症等になる恐れがあります。
なお、妊娠中の方や小さなお子さんがいる方は、1-2杯に留めておくか、デカフェのコーヒーを楽しみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、コーヒーの効果効能や上手なコーヒーの付き合い方について紹介しました。
- カフェインの脂肪燃焼効果
- カフェインの利尿作用による老廃物の排出
- 食後のコーヒーは食後血糖値を下げる
- いつ飲んでも大丈夫だが飲みすぎは注意
「身体に悪い」イメージが強いコーヒーですが、誤解なきようにいえば、コーヒーは「薬」です。
リラックス効果もあり、肥満や糖尿病などの生活習慣病リスクも低下させる飲みものやサプリはなかなか見当たりません。
コーヒーの味も香りを楽しんで、これからの健康生活にぜひ役立てていきましょう。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございます。