老化原因物質のAGE(エージーイー)とはAdvanced Glycation End productsの略で「終末糖化産物」のことです。
アンチエイジングに鍵となるのがこの老化原因物質の対策です。
なぜなら、老化原因物質の過剰摂取はカラダが糖化してしまい、肌のシミやシワなど、いわゆる見た目の老化に繋がってしまいます。
やはり見た目は歳を重ねても若々しくいたいですよね。
今回は、老化原因物質を避ける老けない調理方法を紹介していきます。
老化原因物質とは?
老化原因物質はたんぱく質に糖がくっつき劣化する「糖化」反応でできます。
このくっつく現象を「メイラード反応」と呼び、パンケーキやトースト、ラスクなどこんがり焼けたものがそうです。
このコゲの現象は人間にも同じことが起き、体内に蓄積されていくと老化が加速していきます。
特に糖質を焼いたり揚げているしているものには、糖質が高い上にコゲているのでダブルパンチです。
このように、老化原因物質は何をどう食べるかで老化の進み方が変わってきます。
こんな人は要注意
- 実年齢より老けて見られる
- 揚げものや炭水化物が好き
- 加工品(ハムやベーコンなど)が好き
- 野菜は野菜ジュースで済ませてしまう
- 運動量が少ない
- 甘いジュースをよく飲む
この老化原因物質の生成はどんな食事をしているかで大きく左右されます。
急に老け顔になった覚えのある人は、コンビニで揚げものを夜な夜な食べてしまったり、スナック菓子を好物だったり、食生活の乱れが原因かもしれません。
体内にコゲが蓄積されていて、肌のシワやハリなどに影響にしている可能性が大いにあります。
老けない調理方法とは?
ズバリ老化原因物質の多い食べものは、高温調理のものです。
生<煮る<蒸す<焼く<揚げる
このようにコゲができやすい調理になればなるほど、老化原因物質は増加していきます。
簡単な例を出すと、例えば、鮭。
鮭は万能な食材ですが、素材そのものの「刺身」より「フライ」の方がはるかに老化原因物質は多いです。
- 鮭の刺身(生)========少ない
- 鮭のクリーム煮(煮る)
- 鮭のホイル蒸し(蒸す)
- 焼き鮭(焼く)
- サーモンフライ(揚げる)===多い
このように、生や茹でる、蒸すのように油を使わない調理方法の方が老化原因物質が少なくなります。
ちなみに、電子レンジはコゲがつかないから安心と思いきや、マイクロ波を使い高温加熱をしているのでコゲがついているのと同じ状態となりますので注意しましょう。
老化原因物質の多い食べものとは?
老化対策をするにはできるだけ老化原因物質が多く含まれているものを食べないことです。
上の表は、皮なし鶏むね肉(生、ゆでる、電子レンジ、焼く)のそれぞれのAGE量と、鶏むね肉を20分揚げた場合のAGE量をグラフ化したものです。(すべて90g当たり)。
このように、焼く、揚げるという高温調理でAGEが急増するのがわかると思います。
この表は、主な食材とAGE量の一覧です。
単位の「KU」は「Kiro Unit(1000単位)」の略で、老化原因物質(AGE)の含有量を表すもので、1日の摂取目安量7000KU(AGE量の単位)の3分の1を超える2500KU以上のものについて黄色く網掛けしています。
この表を見て気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、チキンナゲットやベーコン、フランクフルトの加工肉は非常に数字が高いので注意すべき食べものです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
加齢による老化は自然の摂理なので仕方ないですが、せっかくなら老化はスローに、いつまでも若々しい見た目でいたいですよね。
AGEを意識して「老けない調理方法」を積極的に取り入れていけば、見た目年齢を若く保つことは可能です!
できるところから老化原因物質対策を始めて、若々しい未来の自分を手に入れましょう!